説明
収録曲
あおとぞうしはなのにしきえ べんてんむすめめおのしらなみ | ||
1. | 「青砥稿花紅彩画(弁天娘女男白浪)」 | 18:54 |
かみめぐみわごうのとりくみ | ||
2. | 「神明恵和合取組(め組の喧嘩)」 | 20:05 |
つゆこそでむかしはちじょう かみゆいしんざ | ||
3. | 「梅雨小袖昔八丈(髪結新三)」 | 19:15 |
そがもようたてしめごしょぞめ おやゆずりごしょのごろぞう | ||
4. | 「曽我綉侠御所染(親譲御所五郎蔵)」 | 19:01 |
total time | 77:15 | |
六代目尾上菊五郎、六代目大谷友右衛門、他 |
(録音:大正11年)
解説
六代目尾上菊五郎
五代目尾上菊五郎の子息。明治18(1885)年8月26日、東京築地新富町に生れる。翌明治19年5月、千歳座『初幟柏葉重』の乳飲み子の役で尾上幸三の名で初舞台。二代目尾上丑之助を経て、明治36(1901)年2月に父が没すると、同年3月、東京歌舞伎座の『対面』の五郎で六代目尾上菊五郎を襲名。以後、大正期には初代中村吉右衛門と組んで人気を博し「菊吉時代」と呼ばれた。
立役も女形両方とも得意とし、明治、大正、昭和三代に渡り名優の名をほしいままにした。
昭和24(1949)年4月、東横劇場の舞台で倒れ、同年7月10日に死去。11月、歌舞伎界初の文化勲章を受章。
現、七代目尾上菊五郎は、七代目尾上梅幸の長男で、六代目の孫にあたる。
(河竹登志夫)