説明
収録曲
伊福部昭:日本狂詩曲 | ||
1. | 第1樂章 夜曲 | 7:28 |
2. | 第2楽章 祭り | 8:31 |
若杉弘 指揮 読売日本交響楽団 | ||
有馬礼子:交響曲第1番「沖縄」 | ||
3. | 第1楽章 宮古 | 10:03 |
4. | 第2楽章 八重山 | 7:48 |
5. | 第3楽章 首里 | 9:22 |
内藤彰 指揮 東京ニューシティ管弦楽団 | ||
Total Time | 43:12 |
解説
東京音楽大学の学長と、作曲科の教授という関係で薫陶の授受があったという二人の作曲家による作品の組み合わせ。伊福部昭は北海道出身、アイヌ音楽の研究からこの道に入った。有馬礼子は沖縄音楽の研究をライフワークとしている。
『日本狂詩曲』は1935年、ロシアの作曲家アレクサンドル・チェレプニン主催の作曲コンクールで主席入賞なった伊福部の最初の弦楽作品。有馬がレコーディング・ディレクターをしていた1967年に担当したこの演奏が、初めてアルバムとなった。作曲者は、数ある録音の中で一番気に入っているこの演奏が、やっと世に出ることになって大変喜んでいる。
伊福部昭 1914年、釧路出身。北海道帝大に学ぶ傍ら早坂文雄らと共に音楽を独学。東京音楽学校(現東京芸大)(1946~53)を経て東京音楽大学学長(1976~78)。多くの管弦楽曲、バレエ曲、歌曲を発表する一方、映画音楽の分野でも活躍。「ゴジラ」のシリーズが名高い。名著「管弦楽法」がある。
有馬礼子 1933年、東京出身。東京芸術大学作曲科卒業後、東京音楽大学で教鞭をとる。1970年助教授、1986年教授、1990年主任教授、2004年退任、現名誉教授。傍ら1964~67年日本コロムビア(株)でディレクター。歌曲、ピアノ、ギターをはじめとする器楽曲、管弦楽曲、吹奏楽曲等多数ある。
「交響曲第1番『沖縄』」は、2004年に3年がかりで完成し、同年10月有馬礼子作曲活動50年記念のコンサートで世界初演された。