ストコフスキーの芸術(3)プロコフィエフ:「ピーターと狼」「シンデレラ」/ドビュッシー:「子供の領分」

¥2,750 税込

「ピーターと狼」のキモはナレーターにあった!エンタテインメント精神炸裂の捧腹絶倒ナレーション

レオポルド・ストコフスキー指揮
ニューヨーク・スタジアム交響楽団

JXCC-1099
発売日:2013年 7月24日

販売先にて視聴可

説明

収録曲
1. プロコフィエフ:交響的物語「ピーターと狼」作品67 25:21
プロコフィエフ:バレエ組曲「シンデレラ」(ストコフスキ-編)
2. 春の精と夏の精(第2組曲作品108より) 3:42
3. 舞踏会へ行くシンデレラ(第1組曲作品107より) 1:04
4. 宮廷のシンデレラ(第2組曲作品108より) 7:02
5. シンデレラと王子(バレエ・スコア作品87より) 4:08
6. シンデレラのワルツ―真夜中(第1組曲作品107より) 4:03
7. アポテオシス―フィナーレ(バレエ・スコア作品87より) 3:36
ドビュッシー:「子供の領分」より
8. ジャンボ(象)の子守歌 4:35
9. 小さな羊飼い 3:03
10. ゴリウォーグのケークウォーク 3:06
Total Time 59:43

レオポルド・ストコフスキー指揮
ニューヨーク・スタジアム交響楽団

解説

レオポルド・ストコフスキー(Leopold Stokowski)は1882年4月18日ロンドンで生まれた。教会のオルガニストとして音楽の道をスタート。指揮者としては1909年パリ、続いてイギリスでデビュー。渡米後シンシナティ交響楽団を経てフィラデルフィア管弦楽団の常任指揮者となり1912年~40年まで在任。その間、映画『オーケストラの少女』(1937年)、『ファンタジア』(1941)『カーネギー・ホール』(1942)に出演(後の2作は戦後本邦公開)、指揮棒を持たない独特のスタイルで人気があり、彼の存在を印象づけた。レパートリーもバッハから現代音楽まで幅広い。ストラヴィンスキー、マーラー、ラヴェル、ラフマニノフ、ショスタコーヴィチなど何曲かの、世界、或いはアメリカ初演に携わり、彼等を今日の知名度まで高めた功績の一翼を担っている。
ストコフスキーは、オーケストラの楽器の配置を工夫したり、独自の解釈で編曲による華麗な演奏で「音の魔術師」と言われた。“録音”に対しても関心が高く、ディズニーの『ファンタジア』ではサウンド・トラックを利用、初めてのステレオ録音を試みた。

フィラデルフィア管弦楽団を辞した後は、NBC交響楽団(1941~4)、ヒューストン交響楽団(1955~60)などの常任指揮者を歴任する他、独自の、全米青年管弦楽団(1940~1)、ニューヨーク・シティ交響楽団(1962)、アメリカ交響楽団(1962~73)などを創設した。

エヴェレスト創立に関わり、ニューヨーク・スタジアム交響楽団を創設、手勢のヒューストン交響楽団と合わせて優れた演奏録音を数多く残した。1975年までステージに立ち、その後録音を残しながら、1977年9月13日、本国イギリスの自宅で、生涯現役の95歳の高齢で他界した。

(竹内貴久雄)