説明
収録曲
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 作品23 | ||
1. | 第1楽章 アレグロ・ノン・トロッポ・エ・モルト・マエストーソ | 20:36 |
2. | 第2楽章 アンダンティーノ・センプリーチェ | 6:59 |
3. | 第3楽章 アレグロ・コン・フォーコ | 7:10 |
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番 ト長調 作品58 | ||
4. | 第1楽章 アレグロ・モデラート | 17:58 |
5. | 第2楽章 アンダンテ・コン・モート | 4:25 |
6. | 第3楽章 ロンド | 10:24 |
Total Time | 67:51 |
村上弦一郎(ピアノ)
GEN室内管弦楽団
降旗貴雄(コンサートマスター)
解説
村上弦一郎
’68年全日本学生音楽コンクール高校の部第一位。’71年NHK毎日音楽コンクール第一位。翌年ショパン協会の主催でデビュー。’73年桐朋学園大学卒業後、ブカレスト音楽院へ留学。ディヌ・リパッティコンクール名誉賞、ボルドー音楽祭銀賞、’78年にはチャイコフスキー国際コンクールでファイナルディプロマを獲得。その後ほぼ毎年渡欧。北イタリアでの数多くのコンサート。’86年スイス・ルガーノの放送局で録音。’88年7月、ピエモンテ州で「演奏と国際シンポジュウム」を開催。’90年スペイン・ヴェンドレルのカザルスホール他で演奏会。1991年ヴェローナを中心にソロ、アンサンブル。’92年8月イタリアポジターノにW・ケンプ財団の招待で、G・オピッツ氏のベートーヴェン、ソナタ・コンチェルト全曲講座に参加。1995年ワルシャワ水上宮殿にてワルシャワ音楽院教授J・ヴァイス氏とジョイントコンサート。’96年ロンドン、翌年ブカレストでリサイタル。’98年ロンドンでサマーセミナー開催。’01年2月ハイデルベルク、8月ロンドン、翌3月東京でリサイタル。国内では、日フィル、東フィル、都響、新日本フィル、大フィル、新星日響、札響、アンサンブル金沢他と共演。各地でのリサイタルの他、ベルリン、アマーティ、アルモナの各四重奏団等と室内楽また、デュオでも活動。’87年東京の、自主企画「音物語三夜」で室内楽、ソロ、コンチェルトの連続演奏会。ショパン完全全曲コンサート、ベートーヴェンソナタ全曲コンサートにレギュラーで出演。’94年から「村上弦一郎のピアノの領域」と題した演奏会を東京で企画。新作の発表にも意欲的に取り組む。’05年2月・10月のベートーヴェン交響曲「田園」「英雄」のトランスクリプションも高い評価を受ける。1997年ディヌ・リパッティ国際コンクール審査員。(ブカレスト) ’00年4月~’01年3月ハイデルベルク大学客員研究員。(ドイツ)日本音楽コンクール審査員、全日本学生音楽コンクール審査員。桐朋学園大学教授。
GEN室内管弦楽団
ピアニスト・村上弦一郎を中心に、2002年9月「指揮者のいない、アンサンブル能力の高いオーケストラ」という他に類を見ない室内楽管弦楽団を結成。メンバーは、国内外で活躍するソリストや著名オーケストラで活躍する若手の演奏家たちで、主旨に賛同して数あるオーケストラの中でも、一人一人がまるでソリスト或はコンサートマスターのような自由な音楽表現と最大限の可能性にアプローチし続ける『新しいスタイルのオーケストラ』として、演奏活動を続けている。それこそ全員がソリストのアンサンブルを奏でることができる実力者の音楽集団。GEN室内管弦楽団は、世界が誇るピアニスト村上弦一郎氏と日本を代表する若手プレイヤーが指揮者を置かず、音楽の原点である室内楽のスピリットに抱く、純粋に最高の音楽、アンサンブルを求めている集団である。日本各地で演奏会を開催するほか、2004年11月にはドイツ・ハイデルベルク大学旧講堂で同大学主催の演奏会を成功させ、絶賛を浴びた。2011年4月にレコーディングを行い、日本ウエストミンスター株式会社が制作、日本コロムビア株式会社を通じてリリース。同年は、村上弦一郎が還暦を迎えるとともに、デビュー40周年となり、記念演奏会を2011年8月23日・サントリーホールで開催。
(沼野雄司)