ジネット・ドワイヤン:シャブリエ作品集

¥1,980 税込

エスプリ溢れるシャブリエ作品集、待望のCD化!19世紀フランス音楽の愉楽!

ジネット・ドワイヤン(ピアノ)GINETTE DOYEN, piano

JXCC-1086
発売日:2012年 8月1日

販売先にて視聴可

説明

収録曲
絵画風の小品集 PIECES PITTORESQUES
1. 風景 Paysage 7:05
2. 憂うつ Melancolie 3:01
3. つむじ風 Tourbillon 1:25
4. 森の中で Sous bois 4:30
5. ムーア風舞曲 Mauresque 3:24
6. 牧歌 Idylle 3:38
7. 村の踊り Danse villageoise 4:24
8. 即興曲 Improvisation 5:50
9. 華やかなメヌエット Menuet pompeux 6:55
10. スケルツォ・ヴァルス Scherzo-valse 4:32
7曲のピアノ小品集 SEVEN PIECES FOR PIANO
11. 即興曲ハ長調 Impromptu in C major 6:14
12. オーバード Aubade 4:50
13. バラビル Ballabile 2:00
14. カプリース Caprice 3:11
15. アルバムの一葉 Feuillet d’album 2:11
16. 田園風のロンド Ronde champetre 3:40
17. 気まぐれなブーレ Bourree fantasque 6:26
Total Time 74:14

ジネット・ドワイヤン、ピアノ
GINETTE DOYEN, piano

解説

ジネット・ドワイヤン
1921年フランスのモンシャン・デ・ミールに生れたジネット・ドワイヤンは4歳でピアノを始め、7歳でファースト、コンサートに臨んだという神童であった。後にパリ音楽院に学び、ラザール・レヴィに師事(同期に安川加寿子がいた)、16歳の時「プリ・パージュを勝ち取り、翌年「フォーレ国際コンクール」で優勝。後ソリストとして欧州各地でコンサートを行い、またコンセール・コロンヌ、ラムルー・オーケストラ、ナショナル・オルケスストル・パリなどと協演、各地で絶賛を博す。実兄ジャン・ソワイヤンはピアニスト、夫ジャン・フルニエはヴァイオリニストとして共に名手である。1958年夫ジャン・フルニエと共に来日。2002年パリで没。

作品について
作曲者シャブリエ(1841~94)は、エスプリに充ちたフランスの作曲家で、特にピアノ曲にその特徴が顕著である。当初を飾る10曲からなる「絵画風の小品集」は1880~1年に作曲され、後のラヴェルやプーランクに大きな影響を与えたすぐれた作品集である。「七つのピアノ小品集」としてまとめられている曲の最初は、1873年作曲の「即興曲」で、画家マネの夫人に献呈、サン=サーンスによって初演された作品。続く5曲は作曲者の没後「5つの小品遺作」としてまとめられた珠玉の作品集である。最後「気まぐれブーレ」は1990年の作品でシャブリエ最後のピアノ作品である。いずれも非常に耳障りの良い、美しく洗練された曲ばかりで、ドワイヤンの名演とあいまって、聴く人を誘い込む名盤である。

(谷戸基岩)