ミヨー指揮・ミヨー「室内交響曲全集、他」

¥2,750 税込

ヴォックス原盤、当社より初登場。南仏出身のミヨーの特質を余すところなく示す自演の数々。

ダリウス・ミヨー指揮/ルクセンブルク放送管弦楽団ほか

JXCC-1081
発売日:2012年2月22日

販売先にて視聴可

説明

収録曲
1. 室内交響曲 第1番「春」作品43 3:32
2. 室内交響曲 第2番「牧歌」作品49 4:37
3. 室内交響曲 第3番「セレナード」作品71 3:39
4. 室内交響曲 第4番「10の弦楽器のための」作品74 6:04
5. 室内交響曲 第5番「木管楽器のための」作品75 6:06
6. 室内交響曲 第6番「四重唱とオーボエ、チェロのための」作品79 7:00
ヴィオラ協奏曲第1番作品108 11:57
7. 第1楽章:はつらつと
8. 第2楽章:ゆっくりと
9. 第3楽章:しなやかに、はつらつと
10. 第4楽章:おそく
11. 打楽器と小管弦楽のための協奏曲 作品109 7:35
エクスの謝肉祭 作品83b 18:15
12. コルソ(祭りの大通り)
13. タルターリア
14. イザベル
15. ロゼッタ
16. 善男と悪い後見人
17. コヴィエッロ
18. カルトゥッチァ船長
19. ポリシネル(道化役者)
20. ポルカ
21. チンツィオ
22. リオの思い出(タンゴ)
23. フィナーレ
Total Time 69:01

ダリウス・ミヨー指揮/ルクセンブルク放送管弦楽団ほか

解説

ダリウス・ミヨー Darius Milhaud(1892~1974)
仏エクス・プロヴァンス出身。

幼い頃からヴァイオリンを手がけ、10代の頃から四重奏団の一員として活躍、作曲もする。

パリ音楽院で学び、当時のドビュッシー、ラヴェル、ムソルグスキー、ストラヴィンスキーの音楽に触れ、影響を受ける。第2次大戦後活躍した作曲家グループ”フランス6人組”(他にオネゲル、タイユフール、デュレ、オーリック、プーランク)の一人。彼らの音楽はロマン派や印象派と異なる、新古典主義と呼ばれるもので、新しい感覚だが(もちろん無調派ではない)非常に親しみやすい音楽の作家たちであった。当時のピカソ、ブラック、モジリアニ、そして、ジャン・コクトーらとも行動を共にした芸術家グループでもあった。

ミヨーと交友のあった詩人ポール・クローデルがブラジル公使となったので1917年から1年間随行し、そのときのブラジル音楽の影響は後の作品に反映された。第2次大戦中はアメリカに亡命、その間、作曲の傍ら、カリフォルニアのミルズ・カレッジで作曲を教え、ニューヨーク・フィル、シカゴ響、ボストン響などで客演指揮をする。戦後帰仏してパリ音楽院の教授となるが、引き続きミルズ・カレッジの教壇にも立った。

交響曲をはじめ室内楽、器楽曲等の他、バレエ曲、オペラ、映画音楽など広範囲にわたり数々の作品を残している。1974年ジュネーヴで息を引き取る晩年まで創作意欲は衰えなかった。

(濱田滋郎)