藤井凡大:東洋の楽器による交響詩「西遊記」

¥3,143 税込

五臓六腑に染み渡る衝撃の音色。鬼才藤井凡大が紡ぐダイナミックな音と空間の広がりを体感すべし!

作曲・指揮:藤井凡大
演奏:日本合奏団、紫絃会、印度音楽研究会、日本合唱協会 他

JXCC-1004
発売日:2005年7月13日

説明

収録曲
1. 序曲 天地開闢 6:46
2. 第1楽章 悟空の誕生 5:17
3. 第2楽章 觔斗雲(きんとんうん) 3:48
4. 第3楽章 猪八戒と沙悟浄 6:38
5. 第4楽章 如意棒と妖術 5:48
6. 第5楽章 天竺行 5:34
7. 第6楽章 落伽山雷音寺 8:00
total time 41:51

作曲・指揮:藤井凡大
演奏:日本合奏団、紫絃会、印度音楽研究会、日本合唱協会 他
楽曲解説:藤井凡大、楽器考証:小泉文夫

解説

昭和42年度芸術祭受賞作品
藤井凡大はまさに、洋楽の出身か邦楽の畑か自分自身わからないくらいのつかみ所の無い怪物的存在であったと言われています。

しかも東洋に対しての激しい情熱と、深い探究心を持ち、多くの作品がその才能を十分に示しています。「西遊記」においてもまた、物語の持つ広がりと、永遠に新しい表現を、巧みに、しかも遺憾なく表現していることを、その音の響きを通じて見ることができます。

デリケートな音色を持つ異なった音を組み合わせることによって、その効果を消しあうことなく、逆に、東洋と日本楽器の組み合わせによって、第三のまったく新しい響きを生み出しました。

日本の音楽文化が、結局は中国やインドにその根源を求めることができると考えれば、東洋の楽器たちの持つ響きや、その組み合わせにおけるリズムや旋律の流れの中に、今日では疎遠になっていても、はるかに親しみやすい響きを見出す事ができるのではないでしょうか?

そうした組み合わせは、従来の狭い枠の中からは想像し得ない驚くほど新鮮な響きを持つのではないしょうか?

単に西洋文化を追うことに追われてきた現代音楽に一石を投じた作品。そのダイナミックな音と空間の広がりを体感しましょう!カラー版「本アルバム使用楽器図鑑」綴込入り。